たぶんエロゲのプレイ日記

とりあえずやったエロゲについてだらだら書きます

冥契のルペルカリアのプレイ感想

まず初めに、バリバリネタバレします。あと、独自の解釈とか、にわか知識とかあります。あんまり関係ないですが、ほぼ自分用のまとめなのとこういうものを書く機会がないので結構適当です。気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

 

最初に、一通りプレイしてみての感想ですがとても面白かったと思います。今作は同じウグイスカグラから出た紙の上の魔法使い(以下かみまほ)にとても寄せてる構成になっていると思うのですが、本ではなく演劇で話を展開してゆきます。なので、寄せているといっても全く同じというわけではなく、しっかり別作品として区別化できています。当然、冥契のルペルカリア(以下るぺかり)をやったからといって、かみまほをやる必要はなく、かみまほをやってないからといって、るぺかりをするべきではない。ということもありません。もっとも、かみまほをプレイしたことがあって面白かったと思う方には是非やってもらいたいという気持ちは強いですが。

まだあまり内容に触れない感想になっていますが、ここからは本格的にネタバレしていくので、見たくない方は引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、ではとりあえずストーリーから触れていきます。ぶっちゃけリトバスです。終わり。

 

もっと語りたいことありますが、気が向いたら書きます。

 

次にキャラについて。これは立ち絵のあるキャラと主人公一人一人書いていきます。順番は主人公公式サイトのキャラクター順で

 

瀬和環:今作の主人公。他のほとんどのキャラが今作のメインとなる世界、虚構世界に逃げてきた中で、強制的に招かれた文字通りの主人公。カスみたいな家庭環境で育ち捻じ曲がった彼が、現実と向き合うか幸せな夢に溺れるかのお話で、確かに主人公ではあるがイマイチ彼自身の強い思いを感じず流されてたなあという印象。なのでこの作品における主人公は複数人いるように感じる。真実が分かっても好きになれないなあというより妹が強すぎて霞んでしまった

 

架橋琥珀:今作のヒロインその1にして妹(偽)枠。正直がっかり枠。キャラ紹介でも一番最初にいてメインビジュアルでもセンターっぽいのに特に大きく掘り下げられるでもなくあっさりと終わった。飽きちゃったのかな?個人的にるぺかりの大きな不満点がこのキャラの扱いである。深読みするなら、この中身のなさが琥珀の本質ということなのかと思わないでもないが、最後の救出劇でメインヒロイン揃う中唯一なんの描写もなしなのは流石にどうかと思う。演劇うまい設定も蓋を開ければ折原氷狐のものであり、個別√も架橋琥珀ではなく瀬和環の妹として歪んだ関係を続ける。もっともウグイスカグラの個別√は、大体当人同士は最低限幸せなだけでバッドエンドだよと暗に訴えてくるので、個別√に対して突っ込んでも仕方ないのだが…さらに言えばもう一人偽妹枠がいるが、どちらもあまり後味のいい個別とは言えず、おそらく妹と繋がることの不幸せさを訴えてるのかなと妄想してたりする。とはいえやはりこのキャラの扱いには納得できないので、たぶん読み飛ばしてるたぶんと言い聞かせることにします。

 

匂宮めぐり:今作のヒロインその2。個人的に今作で複数いる主人公の1人で、瀬和環がるぺかりそのものの主人公だとしたら、虚構世界における物語の主人公は彼女だと思います。理由としては、虚構世界における演劇はめぐりのためのお話だったから。メタいことを言ってしまえば、公式のTwitterアイコンがめぐりの時点で今作における立ち位置に気付くべきでした。実はメインヒロイン4人中でも一番好きだったりします。ただ、キャラのビジュアルと性格でハマっただけなので、彼女自身のお話自体はあまり好きではないです。もっとも、これに関してはあくまでウグイスカグラの作品(もっといえばかみまほとイストリア)におけるヒロインの幸の薄さで比較的恵まれているから受け入れられない部分があるというだけで、その幸せを全て奪われて始まったのが虚構世界と考えれば全く気にならなくなりました。私は強気な女の子が好きでそれはそれとしてボコボコにされてるのも好きなので両方摂取できて最高ですね。そんなわけないだろ。ええまあなんかこの作品キャラ一人一人に感想書こうと思ったけど全員重いし書きにくい…めぐりの扱いはおおよそ満足のいくものになっていて、むしろ期待通り過ぎてあまりにもハマったキャラになりました。なので地獄に送るか停滞するかこれを選ばせるシナリオに頭を抱えましたね。何が幸せなのか全くわからなくなる最高のキャラです。

 

箱鳥理世:今作のヒロインその3。彼女はのちの展開から、あまり印象に残っていないのですが、思い返してみるとなかなかに主人公してますね…理世だけは、理世を選ぶという選択肢(個別√)はなく、最後までやるなら必ず個別√のようなモノを見なくてはなりません。環と逃げることで理世は幸せになれる…しかし、そんな未来を彼女は諦めて現実(今)と向き合います。おそらく作中一番成長したのは理世であり、だからこそ過去にそれができなかったことにもどかしさを覚えますが、時間は戻らないからこれからは大事なものを逃さないように強く生きてほしいですね。

 

天使奈々菜:今作のヒロインその4にしてもう一人の妹(偽)枠。るぺかりという作品を発売当日に買って即終わらせようと思わせた張本人と言ってもいいです。体験版(2章まで)のラストであれ持ってくるのズルすぎない?作中での彼女ですが、環と境遇を似せることで掴みにくいキャラになってたと思います。環にも言えることなんですが、自分を騙してるせいで何が本音なのかわからない(というより本音が全然出ない)んですよね。そうやって主人公と同じ立場にすることで、彼女の√に入る彼女自身の選択肢をプレイヤーに選ばせたりしてるのかなと思ってます。そして、そんな彼女だからこそ本音が出てきたときの破壊力は凄まじいものになります。何より、この作品において唯一明確な救いがあり、瀬和未来と同じ妹という立場でありながらまだやり直しができるという、瀬和家に対する皮肉というかそんな存在になっています。先程は、理世のことをおそらく一番成長したと言いましたが、奈々菜も並んでいるかもしれません。自分を騙し本音を隠して悲劇のヒロインであった彼女が、本音を晒して助けを求めて救われる…それに応えるのが理世なのがもうなんていうか…これからは幸せになってくれ

 

 

 

とりあえず主人公とメインヒロイン4人まで書きましたが、あまりだらだらやっても仕方ないので一旦ここで区切らせてもらいます。改めて感想を書いていると考えがまとまり、その時感じたことを形に残すことの大切さが身に染みますね。なにより、プレイ時に感じなかったものを新しく発見できたりもするので、書いてる途中で意見が変わったりもします。まあそれくらい行き当たりばったりで書いてますが今後もよろしくお願いします。もし、自分はるぺかりを終えてこう感じたとか、ここが良かった等あれば是非コメントお願いします!もちろん残りのキャラの感想も書く予定なので、もし機会が次の記事もよろしくお願いします。次の記事は1週間以内に出せればいいなあ…